●園長を驚愕させた事件 ( 2009/02/05 )
咬みつきの抑制の大切さを再認識した園長
事件が起こってから今後の対処を検討していた。
犬に「咬むことを禁止する」のではなく「安全な咬み方を教える」という考えは誤りだったのか?
これまで紹介されてきたほとんどのしつけ法では、咬むという行為はすべて悪であり、たとえそれが 甘咬みであったとしても許してはいけないとされてきました。
訓練所などでのお預かり時には他の犬と接触をさせないのが事故防止策として当然。
それでは「安全な咬み方」は教えられない!!でも事故のリスクも.....
咬みつきをなくすことはできない!!
仔犬の時にじゃれあいをしなかった犬のほうが、成犬になって咬みついた時相手に深刻な傷を負わせる 可能性は高い!!
入園時、この犬を幼稚園で預かって良いのか?
飼主さんと犬の長い生活をたのしく、すばらしい時にしてほしいと思い入園を.....
その態度を改め園長が不安を抱く場合は入園・登園をお断りすることが必要になったのでしょう。
仔犬と暮らし始めたばかりの飼主さんの手を見ると、仔犬の歯が当たってできたと思われる細かい傷が たくさんできていることがあります。
仔犬の遊びは、ほとんどが口を使ったものです。
これは人間との遊びであっても、犬同士の遊びであっても同じです。
仔犬は本気で相手を咬むことはありません。
ソフトに、甘えるように咬むことから、一般的に「甘咬み」と呼ばれています。
犬とじゃれあうことによって仔犬は咬みつきの抑制と甘咬みを発達させます。
仔犬が咬みついて相手から適切な対応を受ければ受けるほど、安心できる成犬になります。
じゃれあいの場合、双方の犬に傷ができることはありません。
これは犬たちが、相手に傷を負わせないように口を上手に使っているからです。
この「咬みつきの抑制」を仔犬に教えることが、飼主にとってもっとも重要な義務だと思います。
いかにおとなしい犬であっても、びっくりすると思わぬ反応をすることがあります。
社会性がある犬でも、それは起こり得ることです。
「安全な咬み方」を仔犬の時から勉強させてくださいね。
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