愛犬を預けるための準備 ( 2006/08/25 ) 8月も残りわずかです。
 
  
 事前に愛犬の宿泊を計画すれば楽しい夏の思い出がもっと増えると思いますよ♪
 
  
   
 最近では愛犬と宿泊できる施設が増え、愛犬同伴で長い旅行を楽しむことが可能になりましたが、事情により愛犬を誰かに預けて家を空けなければならないこともあるでしょう。
 
  
 知人の家やペットホテルなどに愛犬を預ける前には、トラブルやストレスによる体調不良を避けるために、事前にいくつかの準備をしておくとよいでしょう。 
 
  
 動物は環境の変化によって、体調を崩すことがあります。
 
  
 【留守中のトラブル】
 
  
 留守中に他の場所へ預けられた犬が、軟便になったり、食べ物を受け付けなくなったり、元気が消失することなどは、よく見られる現象です。
 
  
 これらはたいがい、家族と別れたことによる寂しさや、馴染みのない環境におかれることによるストレスが影響しています。
 
  
 【当店に今夏に相談があったトラブル】
 
  
 ・近所の友人にお世話をお願いしたのだけれど、預けている間に愛犬がストッキングを誤飲し、開腹手術をしました。 
  手術代を含む損害賠償を請求できるのでしょうか? 
  →わたくしどもは弁護士ではないのでこのご質問への返答はできませんでした。
  
 
 ・動物病院にお世話をお願いしたのだけれど、預けている間に愛犬が隣のケージで点滴している犬のチューブを誤飲し、開腹手術をしました。 
  手術代を請求されているのですが支払わなければいけないのでしょうか? 
  →わたくしどもが動物病院と飼い主の仲裁になり、費用は未請求とし、係争化しないことで終結しました。
  
   前述のケースと明らかな違いは病院と飼い主間で請負契約があるためです。
  
 
 【トラブル防止のための予行演習】
  
 
 これを防ぐために旅行前にやっておくべきことは、世話をお願いする環境に、あらかじめ慣れさせておくことです。
 
  
 友人や親戚、近所の人などに世話をお願いする場合には、まず旅行前にその人たちを何度か自宅に招いて、彼らの手から愛犬の大好物のおやつやフードを食べさせてもらいましょう。
 
  
 愛犬がリラックスできる場所で、その人たちに対する良い印象を持たせるのです。
 
  
 また、万が一預けている最中に食欲が落ちた場合でも、食器ではなく手からフードを食べることに慣れていれば問題を回避することができます。
 
  
 食事だけではなく、彼らだけで愛犬と遊んでもらったり、散歩に連れて行ってもらって、楽しい印象を植え付けることも大切です。
 
  
 人間に慣れたら、今度は場所に慣れさせましょう。
 
  
 愛犬を連れて世話をお願いする場所を訪ね、予行演習を行わせてもらいます。
 
  
 相手の都合にもよりますが、できれば1度だけでなく、数回行うのが効果的です。
 
  
 最初の訪問は短時間で、徐々に回を重ねるごとに時間を延ばしていってください。
 
  
 ペットホテルを利用する場合でも、本番前に何度か予行演習をしておいたほうが良いでしょう。
 
  
 最初は半日ぐらい預かってもらい、数日後にもう一度、今度は丸一日という具合に預ける時間を延ばしてください。
 
  
 これによってこの場所に慣らすと同時に、犬に「ここで待っていればいずれは迎えに来てくれる」ということを理解してもらうのです。
 
  
 滞在中はなるべくいつものキャリーを使ってもらいましょう。
 
  
 愛犬を預けて出かけることは、犬だけでなく人間も不安になってしまいます。
 
  
 しかし飼い主が不安そうにしていると、犬は敏感にそれを察知して、落ち着きがなくなります。
 
  
 犬を預けるための練習とは、単に犬のための練習ではなく、犬と離れるための人間の練習であることも忘れてはいけません。
 
  
 お互いに不安なく離ればなれの時間を過ごすために、予行演習はとても大切なプロセスなのです。
 
  
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