●ペットフード安全法 ( 2009/06/17 )
ペットフードを対象とした規制に関するわが国初の法律である『愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律』が6月1日より施行されました。
法により規制された事項に違反した場合最高1億円の罰金や、懲役刑が科されるなど厳しい罰則が盛り込まれています。
本法はメラミンが混入した中国製原料を使用したペットフードの利用により、アメリカなどで犬猫の健康を害した事件を発端に検討が本格化し、国・獣医師・メーカーの相互協力により法制化された。
本法において、国(農林水産省・環境省)はペットフードの成分に関する規格や基準を定め、この基準に合わないペットフードの製造・輸入・販売を禁止することができる。
また、新たに基準が設定された場合は、既に販売・流通しているものでも、製品の回収・廃棄の命令を出すこともできる。
しかしながら、フードの成分に関する基準・規格についても検討課題として残されているものが多く、本当の意味で本法が実効性を持つまでには時間がかかると思います。
ペットフード安全法の規制だけで、食べ物による愛犬の健康被害を防げるわけではありません。
愛犬の健康と安全を守るためには、フードを与える飼主自身が、愛犬の生態や必要な栄養素、食べ物などについて理解し、適切な給餌を行うことが大切です。
この法律の詳細については、 環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/)または、 農林水産省ホームページ(http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/)をご覧下さい。
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