愛犬の問題行動 ( 2006/10/11 ) 最近よく愛犬の問題行動という言葉を耳にすることと思いますが、いったいどのような行動を問題とよんでいるのでしょうか?
トイレをなかなか覚えない、無駄吠えがひどい、留守番させるといたずらがひどい、他の犬や来客に対してほえたりうなったりする・・・などなど、それぞれの家庭で、それぞれの犬の個性に合わせて問題になってくる行動も異なります。
問題行動とは、主にこうした「飼い主と生活するうえで、または人間社会で人と暮らしていく中で、問題となるような行動全般」の総称です。
犬からすれば正常な行動でも、飼い主から見ると困った行動である場合、問題犬を呼ばれてしまうわけです。
たとえば、玄関に近づいた人を侵入者とみなしてなわばりから追い出そうと激しく吠え立てるという行動は、犬にとっては正常な「なわばりを守るための行動」です。
しかし、特にマンションなどの集合住宅で飼育している場合には、近所迷惑になります。
なんとかして静かにしてほしい、と飼い主が(それ以上に近隣の方々が!)考えるのは無理がありません。
一方、一軒一軒が離れて建っているようなゆとりのある地域では、多少犬がほえたところで問題になりませんから、かえって番犬として重宝されるかもしれません。
また、何らかの疾患が関連していることもよくあります。
猫が突然トイレ以外で排尿するようになった場合など、ほとんど膀胱炎などの泌尿器系の病気が関連していると考えられます。
顔を触るとかみつく犬が、実はひどい口内炎で、毎日痛い思いをしていたというケースもみられます。
問題行動を治そうとするより、病気そのものをしっかり治療することが根本的な解決法になります。
それでは、問題行動を起こすのは「愛犬が悪い」のでしょうか。
愛犬の性格や性別なども原因のひとつとなりますが、多くの場合、飼育環境やしつけにも原因がみられます。
いつもトイレが不潔な状態だと、トイレでの排泄を好まなくなり、神経質なタイプの愛犬は失敗しやすくなるかもしれません。
ほえるたびに犬を注意したり、「静かにしてね」とおやつを与えたりしていると、「ほえればかまってもらえる」と学習して、ますますほえやすくなることがあります。
愛犬と快適に生活するには、愛犬の健康管理や衛生管理をきちんと行うことが大切です。
また自分の愛犬の性格や個性を正確に把握することが、問題行動の予防の第一歩でしょう。
そして長所を伸ばして短所をフォローするようなしつけや環境整備が必要です。
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